雪が降りません!

庭遊び、楽しんでますか!?

 

 

ということで雪は降りませんが、今日のテーマは

雪にかかわる現場あるある

です。

 

 

リビングの掃き出し窓の外にデッキを。

そしてデッキには屋根をかけたいなぁ。

でも2階の屋根から雪が落ちてくるんだけどこれって大丈夫?

 

 

あるあるですねぇ。

メーカーのカタログや、ネットで出てくる画像は雪のない土地柄のものも多く、そのまんま富山で工事すると落雪により破壊されてしまうこともあります。

 

 

なので富山の場合、落雪が予想される場所に屋根を取り付ける場合は、

『折板(せっぱん)屋根』をかける

『屋根垂木(たるき)追加』する

『屋根勾配をMAXに』する

このどれかになると思います。

 

 

折板屋根について。

よくみかけるのはカーポートに使われてますね。

あの山谷でできた屋根の事です。

(写真はネットから拝借)

 

メーカーさんの正式コメントでは落雪NGとのことですが、梁の追加などの補強措置をとることで、私の経験上まず問題ないかと。(落雪時の音はします)

 

 

次に屋根垂木の追加。

一般的なポリカ屋根サンルームを取り付ける場合、屋根を支える垂木(たるき)を追加すると、シンプルに落雪に強くなります。

しかし!落雪する場所、雪の重さなんかにもよっては時々屋根が抜け落ちる可能性はゼロではありませんが。一番簡単にお金をかけずに落雪対策をするには、屋根の上にコンパネなどを引いて、落雪の衝撃を周辺の垂木に分散することだったりします。

 

 

最後に屋根勾配MAXについて。

以前実際に工事した現場写真ですが

やや違和感を覚えるほどの屋根勾配ですが。

これはメーカーさんのオプションにある自在垂木掛けを使うことで施工が可能です。単純に落雪の衝撃を受けるのではなく、『流す』というコンセプトです。もちろん屋根垂木の追加は必須ですが。

 

 

こうした対策をとることで、落雪がある場所でも屋根を設置することは可能です。またこれらの対策がなんらかの事情によってとれない場合でも

『なんとかして期待に応えてあげたい!』という想いさえしっかり持った担当者なら、安易に

『落雪のある場所では屋根をかけられません』

と思考停止状態な回答をすることはないと思います。

 

 

こういう回答を条件反射的にする担当者、意外と多かったりするんです。