曇り空だと肌寒いぐらいになってきましたね~。
庭遊び、楽しんでますか??
さて、本日は庭づくりというかどちらかというと
家づくりの話
お庭の相談で、今までいろんなお家をみてきました。
中には庭とのつながりが考えられていないようなお家がたくさんありました。
そこで今回は、庭づくりにつながる家づくりという事でちょっとまとめてみようかと思います。
その① 屋根の勾配
でました、屋根勾配!
リビングの窓の前に、2階の屋根からの雪が直接落ちるような勾配になっていると、サンルームやガーデンルーム、ウッドデッキなどを設置する際設計上制限を受けることになります。
さらに状況によっては強度確保のため費用がかさんできます。
なんとかガーデンルーム等設置したとしても、冬の間は屋根からの落雪の度、音が響くことになります。。
これから家を建てる人で庭づくりも将来検討している方。
できればリビングの前に2階の屋根から直接雪が落ちるような屋根勾配は避けたほうが無難です。
その② 室外機
これも多いですねぇ。
リビングの掃き出し窓の横に室外機がドーン。
エアコンの場所を考えると、施工側からするとベストな場所ですからね。。
何も言わなければ大抵リビング付近に室外機が来ることになります。
これもウッドデッキを設置したり、テラス屋根を設置する際干渉してくることになり、
やむなく設計変更するか、迂回するため余分な費用がかかることになります。
これから家を建てる人で庭づくりも将来検討している方。
できれば室外機はリビングの掃き出し窓付近ではなく、少し離れた場所に設置できればグッドです。
その③ 間取り
限りある敷地で、できるだけ効率的な間取りを選ぶことは正義です。
が、遊び心のある間取りを選ぶのもまた正義だと思うのです!
例えばこんな間取りはどうでしょう?
中庭のある間取り。
『コートハウス』
と呼ばれる間取りですね。
動線が長くなったり、建築費用が高くなったりするので、効率面から言うとベストではありませんが、
毎日の暮らしが明るくなり、楽しくなり、前向きになります。
住宅を設計する側としては、普通に設計していては先ほど挙げたような効率面でのデメリットが生じるので、設計の手間がかかります。
だけど、まず『できる!』という前提に立ったうえで、どうしたらできるだろうか?
という考え方を持って設計すれば、きっと様々な条件を満足できるよいプランができるでしょう。
反対に、まず『できない』(というかどちらかというと、やりたくない)という前提に立った人は、
できない理由をあれこれたくさん挙げてくるでしょうから、そのあたりの態度も工事を依頼する先を見極める条件としてみてもいいかもしれませんね。
ということで庭遊びを前提にした家の間取りについていろいろ好き勝手言ってきたわけですが、
家を建てる設計士さん側の都合、
住宅を建てる、設備を設置する職人さんの都合、
庭を設計する設計士の都合、
庭の工事をする職人さんの都合
もちろん施主さんの都合、
色々な都合が関係してくるのが家づくりであり、庭づくり。
中庸というか、何かに偏ることなくうまくバンランスを取ったうえで進めていくのがベストなんでしょうね。
普段庭の設計をしている店長ですが、実は2級建築士だったりします。
家の設計で思うように進まない時や、悩まれている方はお気軽にご相談ください!
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