里の雪もとけてきましたね~

庭遊びの季節・・・と思ったら花粉があるのでもう少し先でしょうか・・・。

 

 

はい!ということで本日のブログは~

『ウリンとは?』

 

 

グランプガーデンが携わらせていただいているお庭に多く使われている『ウリン』

このウリンを一言で表すと、

ほぼ腐らない本物の木

になるのですが、もう少し詳しくその特徴を見てみようと思います。

 

 

  • 産地

まずグランプガーデンで使用しているウリンの産地はボルネオ島

一時期ウリンの無計画な伐採が進み、

輸出が全面禁止

になったりした歴史があります。

その後、ボルネオ島のインドネシアでは規制を設けながら輸出が再開。

もう一つの国、マレーシアでは輸出規制はありませんが、近年しっかりと管理制度が整ってきているようです。

(マレーシアで採れるウリンの木を、現地ではビリアンと言っています。 ウリン=ビリアンです)

 

 

  • 希少性

成木になるまで100年以上かかったり、

森林火災で焼けてしまったり、

輸出規制があったり、

一度問屋から在庫がなくなると、次の船便は数か月後・・・

なんてことも。

工業製品と違って安定供給がしにくい材料になっているので、

グランプガーデンでは昨年からウリン材を在庫するようにしました。

 

 

  • 高耐久

反り、割れなどの狂いが少なく(ゼロではないけど)

虫食いに強く、

水中、海中で使え、

100年以上持ちこたえるという耐久性にありますが、

そもそもなぜこんなにすごい木なのか。

 

 

それは腐朽菌への耐性が強いポリフェノールの一種ユーシデリンと、抗菌作用を持つアルファカジノールを多く含んでいる事、

そして、木質が非常に密であり、水分を通す道管と呼ばれる管の中にもティロースと呼ばれる物質が詰まっており外部からの水分が侵入しにくいから。

 

 

あんまり細かいことはさておいて、とにかく水に強く虫に強く、腐りにくい木。

というわけです。

 

 

  • 特徴

設置後数カ月は、紫外線の影響で赤茶色が濃~くなっていきます。

そこから数年かけて徐々に色が抜けて、最終的にはシルバーグレーに落ち着いてきます。

増床したりするとこんな感じになりますが、数年で同じようなシルバーグレーに揃います。

この色の変化がウリン最大の魅力!

新品には出せない、時間の経過だけが作り出せる本物の味。

ビンテージ感。

樹脂製のデッキには出せない深みのある質感はウリンならでは。

 

 

  • 理材活用

非常に貴重な木材でもあるウリン。

資源保護、そして二酸化炭素の排出抑制という視点でみると

短くて工事では使いにくい材料でも最後の最後まで無駄なく使うことがとっても大切なことです。

 

デッキ工事で必ずでてくる『端材』をとっておいて、ガーデニングの花壇仕切りとして使ってみたり、

短くてフェンスやデッキには使いにくい材料でプランターを作ったりしています。

世界に一つだけのウリンオリジナルプランター、

今年は数量限定で販売予定です。

準備が整ったら改めてご案内します!

 

 

いつまでもなが~く、奇跡の木『ウリン』が使えるように。

ウリンに限った話ではありませんが、使う側も

『敬意』

をもって接していきたいですね!